一方で大幅な不安が残ったのがユーロ関係でした。イギリスのEU離脱問題の不透明感からユーロ関係の通貨が全面安、とくにポンドは大幅安となりました。対円では節目の160円を割っており、再び下値を確認する相場となりました。
イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が6月23日に控えていますが、それまでに出てくるであろう各メディアの世論調査の結果によって、大きく動くことも考えられます。ボラティリティの高い状態が今後もしばらく続きそうです。
ポンドの評価としては対円はクロス通貨のためドル円の相場に左右されますが、それでも大幅安になるとの見方が多くなっています。以前はポンドの対円相場は130円台も視野に入れる、との予想がされていましたが、いよいよ現実味を帯びてきているのかも知れません。