NO MQL, NO LIFE

いよいよカウントダウン

米次期大統領選を控え、様子見ムードが広まりつつあるなか政治的局面から為替市場への影響も出ています。金曜日にはクリントン氏のメール問題が再燃した他、タイミングが悪く原油価格などの不透明感も重なりドル円は一気に1円下げる結果となりました。

順調に1ドル105円を抜け、半ばまで向かっていたところだったので売り材料が大量に入り、ストップも巻き込んで一気に動いた感じです。今朝は戻りは見えたものの、再び105円半ばまで戻るには材料不足かも知れません。

本日から日銀政策金融会合が開催されますが、サプライズはないと考えられています。しかしながら、東京時間の不意な動きには十分注意が必要です。

円が買いやすい状況になれば、円高に進むでしょうが104円前半では押し目買いが入ると思うので、下値の支えはありそうです。大統領選の不透明感が不安要素になるとはいえ、利上げの確度については依然として高確率と予想している投資家がほとんどなので一方的なドル売りにはならないと思います。

今日は日本時間19時にユーロの消費者物価指数とGDP、21時30分には米個人消費関係と個人所得の指標が発表されます。引き続きニューヨーク時間の要人発言には注意が必要です。

日中は1ドル104円後半でもみ合う展開が続くと思います。105円を抜けてもすぐに叩かれるかも知れません。米雇用統計や大統領選、また直近では日銀の政策金融会合の結果待ちといった、かなり大きな指標待ちなので、先週金曜日のニューヨーク時間のポジション整理がある程度落ち着いたら様子見ムードが強くなるかも知れません。

今日の想定レンジは1ドル104.60円から105.10円くらいで考え、こちらも少し様子見したいと思います。思ったより下がれば押し目買いを仕込んでも良いかも知れません。



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