NO MQL, NO LIFE

再び102円がポイントに

昨日発表された各種米指標は、まずまずといった結果となりました。ドル円相場の動きは限定的になり、1ドル101円前半を推移していましたが、サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁が「年内に利上げが必要」との見方を示したことで上昇しました。

これによりドル円は102円に迫る勢いで円安に振れ、一時は突破しましたが、その後101円後半で推移し、102円が壁になっています。

年内利上げの確度は確かになりつつあるものの、9月利上げに対しては市場の予想は消極的になっています。6月、7月と強い雇用統計の結果を残した米経済指標ですが、9月利上げの観測が減っていくと、その影響も限定的になってきます。

年内利上げのタイミングで有力なのは12月ですが、それまでには何度も経済指標の発表があり、米経済と世界経済がどのように向かうのか不透明なことも多いので利上げに対する反応が薄まりつつあります。

とはいえ、これから発表される個々の経済指標ひとつひとつが、FRBの年内利上げを後押しできるような結果になるかどうか注目されることに違いはありません。

今日は小売関係や物価指数、ミシガン大消費者景況指数などの重要視票が立て続けに発表されます。東京時間では中国も重要指標を発表するので、薄商いとなっているなか材料視される可能性もあります。

動きが鈍いとはいえ、ポジションの数量には注意したいと思います。週明けも国内市場は薄商いが予想されるため、持ち越すのもありだと思います。日経平均が円安基調で上昇すればある程度の下支えとなるかも知れません。

日中に1ドル102円をコンスタントに超えることができるかどうかに注目したいと思いますが、動きを求める取り引きをするのはニューヨーク時間になりそうです。日中の想定レンジは101.70円から102.00円ほどの狭い範囲で考えたいと思います。昨日、101円付近で保持したロングの利確タイミングが微妙ですが102円を超えてくれば一旦決済してしまっても良いかも知れません。



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