NO MQL, NO LIFE

今日は円高かも?

ドル円相場は今日に入って昨日の下値の1ドル101.40円から1円以上上昇し102.70円まで円安が進みました。東京時間は102.50円でもみ合う展開が予想されていますが、このまま円安基調になるのは難しいと見ている投資家が多いようです。

ニューヨーク時間に日銀がマイナス金利をさらに進めて金融緩和を拡大するとの報道が出たことにより、海外勢が円売りしたものと考えられていますが、一方でこの流れは一時的なものであり日銀の追加緩和期待が一巡すれば再びリスク回避の流れがくるかも知れません。

米次期大統領選が盛り上がりを見せてきていますが、トランプ氏が大統領となった場合、米経済が失速すると市場は見ています。過激とも言える政策の数々が実際にどれほど実現するかはわかりませんが、GDPが押し下げられることは確実かも知れません。

今日の東京時間では102.50円を中心としたもみ合いが続きそうです。日銀政策金融決定会合を前に材料探しといったところでしょうか。とくに日本は来週の金融決定会合のときに祝日が多く、企業によってはシルバーウィークとなるため薄商いからの波乱が起こるかも知れません。

日銀が追加緩和をしてもしなくても大きく動く可能性があるため、今は様子見ムードが続いているような相場になっています。ドルが主導して動く場面はありそうですが、やはり欧米時間がメインとなりそうです。

昨日から今日にかけて大きく上昇したドル円が、今日は反落して円高になる可能性もありそうです。今は1ドル102円後半を目指す展開になっていますが、ある程度高値になったらショートを仕込んでも良いかも知れません。

想定レンジは広めに1ドル101.90円から103.00円で見たいと思います。上抜ければ欧米時間まで下支えがありそうなので、夕方以降でショートを仕込みたいと思います。日本時間21時30分に米輸入・輸出物価指数が発表されますが、事前予想と乖離すれば材料とされるので注意したいと思います。



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