昨日のドル円は日銀黒田総裁の発言以降、円安にふれ一時1ドル100円を割る場面もなんどかありましたが、その後もみ合い折り返しています。比較的狭いレンジのなかで動いていることから、様子見ムードが強くなってきています。
100円をコンスタントに割らなかったことで下支えの強さを示した結果となりましたが、上値が重い展開も続いています。米利上げの前向きな動向や強い経済指標や株式市場がないと円売り、ドル買いの動きは続かないかも知れません。
欧米株や原油などが比較的安定的なこともあってドル円相場は下支えられている状況ですが、26日に予定されているFRBイエレン議長の発言まで薄商いが続きそうです。
イエレン議長の発言前に米指標では新規失業保険申請件数やGDPなどの重要指標があり、こちらも材料視されることは間違いありません。今日は日本時間23時に米住宅関係の指標が立て続けに発表されますが、ドル円相場への影響は限定的だと思います。
日中の日経平均が、欧米株の上昇や円高懸念の払拭などにより昨日の下げ分を戻すような動きになれば今日のドル円も100円は底堅くなりそうです。ただ、ロングを入れる場面が難しく、逆にもう少し円安に振れてトレンドが形成されてから仕掛けたほうが安心できるかも知れません。
今日は1ドル99.80円から100.50円ほどの範囲で考え、うまく上昇のタイミングを狙って行きたいと思います。中期的なレンジで考えると円高よりでショートを持ちたいところですが、どうも仕掛けるタイミングが難しいです。
日本市場開始でいったん動くと思うので、その方向でポジションを持ってみて様子を見たいと思います。動きの少ない時は小幅に逆張りしたほうが勝てることも多いので、数pipsを抜くイメージでやりたいと思います。
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