また少し円高が進みました。午前のうちは豪雇用統計が今ひとつだった影響もあり、豪ドル売り円買いが全体的に広まりました。その後戻していくも、米経済指標ラッシュで再び1ドル102円割れ、ただし2時間くらいでその日の高値を更新し102.70円を超えたところで再び下落、またまた102円を割れて若干戻し、今朝はなんとか102円に乗せて推移する結果となりました。
今日は昨日大幅に下げた日経平均の戻りがあるかどうかがドル円の動きに影響しそうです。ニューヨークダウは上げで終わったため、戻りそうな気もしますが円高の嫌気がどれほど影響するか注目です。
日中は材料探しと昨日の結果を受けたテクニカルな動きになるかも知れません。夜には再び米経済指標があるため、来週のFOMCに向けた動きに注目です。
来週のFOMCでは利上げはほぼないとは言われているものの、年内利上げはありえるのか、早期利上げの確度など重要な話題が材料となります。日銀の政策金融決定会合もあるため、大きく動く可能性が高いです。週明け月曜は東京市場は休みのため、今日は来週に向けたポジショニングがメインになりそうです。
今週のドル円幅は広く動きました。安値は1ドル約101.4円から約103.4円と実に2円幅で動き、今は中値より少し下で推移しています。
日銀の追加緩和期待が下支えとなる場面があるかどうかに注目したいと思います。前回までは追加緩和の期待と警戒感から下支えとなり、結果をうけて失望し大きく円高に傾く場面が多かったですが、今回はそこまで下支えられている印象がないため、結果次第では大きく円安に振れる可能性もあります。
今日は日本時間21時30分に予定されている米消費者物価指数と23時のミシガン大消費者景況指数に注意が必要です。利上げ観測が少しでも上がるかどうかで動きがありそうです。
今日から来週のイベントまでは比較的広めなレンジで前後する相場が続きそうです。ざっくりな値でいうと、101円で買って103円で売ればうまくレンジにはまりそうですが、タイミングと細かい値に慎重になる必要があります。
今日の日中はどれほど動くか予想ができないため、積極的な取り引きは控えたいと思いますが、102円を割ってくると値ごろ感があるためロングしたいと思います。夜の米経済指標がメインの取り引きとなりそうですが、週明けを警戒して全て今日のうちにポジション解消しておきたいと思います。
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