NO MQL, NO LIFE

どうなる雇用統計

昨日の米指標は気になる結果となりました。ISM製造業景況指数は53.2と節目の50を十分超えており事前予想の52.5よりも良かったことで好材料となりましたが、その前に発表された新規失業保険申請件数は予想よりも1万5,000人ほど多い結果となり、今日の雇用統計の結果に影響が出るのではとの意見もあります。

12月利上げがほぼ確実視され市場では織り込み済みの相場が続いているとはいえ、強の結果次第で来年以降の利上げやトランプ政権発足後の“現実的な”経済変動を睨んだ相場に入っていくことになるかも知れません。

一時1ドル114円後半まで跳ねたドル円相場は利益確定の流れとストップを巻き込み、今日の9時台には1ドル113.70円まで戻しています。米金利の上昇が重しとなり、指標が良くても上値が限定的になる相場になりました。

今日の雇用統計は米10年国債利回りもポイントになりそうです。雇用統計の結果が悪いものであっても、利回りが良ければ(来週のFOMCでの利上げは確実視されていることも踏まえて)下支えされそうです。逆に良い結果となっても勢いは限定的で、発表前の相場にもよりますが1ドル115円を大きく超えることはないかも知れません。

また、週末に予定されているイタリアの国民投票に対するリスク回避や、最近の円売り相場の買い戻しが強くなる可能性もあり、トレンドとしては円高で終わるかも知れません。

雇用統計の結果が良かった場合、瞬間的にドルが買われ円安に。ある節目をタッチしてから利益確定売りと、国民投票のリスクオフから円買いが優勢になり結果的に発表前より円高で終了する相場の可能性があります。

また雇用統計の結果が悪かった場合、瞬間的に円高になるもののすぐに戻す相場に。ただ、結局は良かった場合と同じようにリスクオフの流れから最終的には円買い相場で終わるかも知れません。

“トランプ相場”が始まって以来、高値を更新し続けてきたドル円相場はここ数日は上値が重く入ってきており、雇用統計などのビッグイベントでブレイクアウトすることが期待されていますが、先のリスクオフの流れが強くなれば1ドル110~111円が“適切”なレンジになる可能性はありそうです。

雇用統計の予想18.0万人、失業率4.9%に対し、個人的には雇用者数は伸びるものの失業率は5.0%になるのではないかと思います。今回も15万人を割らなければ問題ないと見られると思いますが、18万人前後の近い数字が出て、単純に瞬間的に円安に振れてすぐに発表前の相場に戻るような動きを想定しておきます。

イタリアの国民投票リスクを考えなければ、来週のFOMC利上げ確定までロング基本で良いかも知れませんが…様子見相場期間が短いためポジションの数量には十分注意する必要がありそうです。



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