NO MQL, NO LIFE

いつものドラギ相場に

昨日行なわれたECB理事会では予想通り金融政策は据え置かれました。ドラギ総裁は記者会見で、(追加緩和として投じた金融政策について)完全な効果を発揮するまで待つべきであるとしました。理事会後にユーロは上昇、「必要な限り」追加緩和は続けるとし「利上げはまだ先」であるとの見方が広まりました。ただ、会見中に上げ幅を縮め、結局のところECB理事会前のレートに戻るなど、まさに最近の『ドラギ相場』といった動きになりました。

同じころ発表された米フィラデルフィア連銀製造景気指数や景気先行指標総合指数などが予想よりも悪く、早くも来週のFRBが意識される相場となりました。ドル円は小幅に円安となりましたが、原油価格の下落とニューヨーク株式相場が反転したことによるものと思われます。

本日は目立った重要な指標がないため、各国の株式市場を意識した動きになると思われます。来週はFRBが重要なポイントとなりますが、日本市場でもその次の週は大型連休となるためポジション調整に注意が必要です。

ドル円は60分足で一目の雲にかかっており、テクニカル的には109.50円~109.60円を中心としそうな動きです。109.30円を下抜けるヒゲも達成しているため、円安方向にも注意が必要ですが基本的に狭いレンジと想定します。数pipsで抜いていくか、来週への持ち越しを想定したポジション取りを仕掛けたいと思います。