昨日は上値のラインで見ていた1ドル106.50円を超えてから緩やかに上昇を続け、107円台もあっさりと突破、その後も円安基調が続きました。下で拾ったものを107円にタッチしたときに利確してしまいましたが、そのまま保持しても良かったかも知れません。
日経平均は上げ続けた相場がいったん落ち着き、利益確定の流れから伸び悩みましたが市場としては想定の範囲内だったと思われます。本日も上げで開始しており、不安要素が少しずつ解消されている印象です。
米経済も市場からは好調と見られていて、FRBの年内利上げが現実味を帯びてきていると言われています。イギリスのEU離脱決定を受けて荒れた金融市場がまずは落ち着きを取り戻しつつあり、米経済成長に加速感が見られるとされています。
本日はECB理事会が一番のポイントとなりそうです。米住宅関係の経済指標や新規失業保険申請件数なども注目するべきですが、まずはユーロの出方を確認する必要がありそうです。
ECB理事会自体は日本時間で20時45分ですが、いつもどおり21時30分からのドラギ総裁会見のほうに注目したいと思います。ECB理事会でサプライズがなくても、後のドラギ総裁の会見で予想外に動く相場が過去に何度もあったため、今日も注意しておいて損はないと思います。
南アフリカ中銀政策金利発表もあるので、新興国通貨で特に南アフリカランドのポジションを持っている人は注視したほうが良いかも知れません。いずれも金利は据え置き予想がほとんどで、サプライズはないものと思われています。
ドル円はかなり円安にふれていますが、テクニカル的にもまだ上値の余地はありそうです。円安を理由に日経平均も上昇を続けると思われるため、夕方移行からの欧州勢の参加まで上値を試す展開になるかも知れません。もしくはECBを控えて様子見か利確の流れもありえそうです。
いずれにせよ今日のメインイベントのドラギ相場まで様子見でいきたいと思います。余裕があればユーロドルかユーロ円で仕掛けたいと思いますが、方向感がでなければ今日は様子見でも良いかも知れません。
107円割ってきたらショートで勝負したらおもしろいかも知れません。トレンドは円安なので、損切り覚悟で勝負する必要がありそうです。
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