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日本GDPはイマイチ?FOMCに注目

本日発表した日本のGDP速報値は前期比で+0.4%と、事前予想の+0.1%より良い結果とはなりましたが、市場の反応はイマイチでした。年率換算でプラス1.7%ですが、うるう年効果の押し上げ幅は+1.2%ほどある、と言われているため実質的には+0.5%程度の小幅であり、前回のマイナス成長からの反発は非常に弱いとされました。

昨日のニューヨーク時間ではアメリカの消費者物価指数が予想よりも良かったため、ドルが買われましたがすぐに「6月利上げ」には不十分として戻りました。日銀の追加緩和期待も根強く、今回のGDP値を見てさらに加速した可能性もあります。安倍総理も今回のGDP値を見て来年の消費税増税を再検討するとの報道もあり、今日の動きには注意が必要です。

本日は目立った指標こそないものの、FOMC議事要旨の発表を控えており、内容によって大きく動く可能性があります。「6月利上げ」はほぼないとされているものの、昨日の各要人の発言などもあり年内2回の利上げについてどのような議論がされているかに注目です。昨日のニューヨーク株式市場では、強い消費者物価指数がFRBの利上げを早めると見られたため積極的な買いは控えられ反落しています。

日中はGDP値による日経平均も含めた市場の動きに注意しながら、ポジション取りしたいと思います。1ドル109円を割っている間は109円にタッチすればショートをしかけ、109.10円まで抜ければロングに切り替えたいと思います。FOMCまでには全ポジション解消しておき、仕掛けるなら強い米経済を見せると予想しロングで仕込みたいと思います。