NO MQL, NO LIFE

ついに107円台突入!どこまで続くか

大波乱だったアメリカ次期大統領選が、トランプ氏確定で決着してから初めての週末、ドル円は大きく円安に動きました。金曜日はアメリカは祝日で薄商いだったものの、フィッシャーFRB副議長が利上げに前向きな姿勢を示しその後じりじりとドル高へ動きました。

利益確定の流れや上値が重い展開が続いて一時は106円前半まで押し戻される場面もありましたが、トランプ氏の“まわり”の陣営が誰になるか報道が出てくるたびにドル高にむかっている状況です。

今朝の日本のGDPは予想以上に良い結果となりましたが、即座に為替市場は反応しませんでした。しかし株式市場がオープンすると飛んで一気に1ドル107円台に突入し、一時1ドル107.40円まで押しあがりました。

後は緩やかに戻す場面が続きそうですが、”トランプリスク”と言われていたのが嘘のような展開が続いています。(全面ドル高が良いかと言われればまた別の話ですが…)

日経平均も順調で、おそらくは今日のニューヨークダウもそこまで波乱にはならないと思います。そうなると、為替ブログとして気になるのは「このままロングしていいの?」ということになります。

上値が続く中でさらにロングを持つのは非常に危険なことに見えますが、流れに乗るという意味では数量に気をつけながらロングしていくのは有効な手段だと思います。

ただ、今は12月利上げの確度が(トランプ氏大統領誕生でも)保たれており、市場でもかなり含んでいる状態なので少しでも「弱い」材料が登場すると一気に“リスク”が意識される可能性もあります。

今の短期的な雰囲気でいくと、トランプ氏が企業に対し法人税を引き下げる方針が株高につながっており、これを景気回復と認識すれば利上げが正当化され、強いアメリカになるとドル高がシナリオになりますが、為替のような二国間通貨の基準は素直に当てはまらないかも知れません。

今日の経済指標は中国などアジア圏がありますが、アメリカは予定無しで欧州もさほど影響のないものになりますので、為替への影響は限定的になりそうです。

直近で影響が大きそうなのはやはり要人発言で、明日以降アメリカ以外でもドラギ総裁やカーニー総裁を始め、17日にはFRBイエレン議長の発言も予定されており、利上げ動向についての発言があると思われます。特にイエレン議長はトランプ氏に名指しでいろいろ言われていたため、その内容に注目が集まっています。

今日はテクニカルな動きと併せてアメリカのマスコミが報道する情報などでも左右されそうなので注意して取り引きしたいと思います。一旦は下げの戻りはありそうですが、強含みな部分があるため数量に注意してロング⇒すぐに利確が安全そうです。一番安全なのは安定するまで取り引きしないことですが…



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