昨日の米指標は確かに予想より低かったものの、普段ならこれほど動くことはなかったと思いますが、現在の世界経済の状況から考えて不安材料も多かったと思います。
ユーロが米ドルに対して大幅高、米ドルが円に対して大幅安となりました。一時ドル円は3円ほど下げを広げるかっこうとなり、日銀マイナス金利導入で動いた円安が完全に戻るまで動いてしまいました。ユーロ円はそれほど変化はなく、とにかく米ドルの取引数がトピックとなりました。
原油が急反発し、NYダウも上昇に転じましたが米ドル売りは止まりませんでした。新興国通貨は対米ドルで大幅高になりましたが米ドルの影響で対円は小振りな動きになってしまいました。新興国通貨狙いの場合はチャンスだっただけに、おしい相場となりました…
日米欧中銀の不適切な金融政策により市場が混乱しているとの見方も増えてきました。低金利、マイナス金利の余波で事態は悪化する一方という見方も広がっています。
本日の米経済指標はいつも以上に注意が必要になりそうです。
21:00 英 英中銀 政策金利、四半期インフレ報告
21:30 米 チャレンジャー人員削減数前年比
22:30 米 非農業部門労働生産性前期比年率
22:30 米 単位労働費用前期比年率
22:30 米 新規失業保険申請件数
22:30 米 失業保険継続受給者数
00:00 米 製造業受注指数前月比
00:00 米 耐久財受注前月比
00:00 米 耐久財受注[除輸送用機器]前月比