為替市場は相変わらず材料不足な相場が続いていますが、日経平均は今日に入って9月9日以来17,000円台を回復しました。まだタッチしたくらいなので、終了時はわかりませんが買いが先行しており良い流れとなっています。
原油高となっていること、為替相場が1ドル103円台後半で安定したことなどが買いの要因とされていますが、その為替相場は日経平均の17,000円台回復を受けて一気に円安に傾き一時104円に届く勢いで動きました。今は103円後半でもみ合っている状態ですが、これがいつまで続くか見極める必要がありそうです。
相変わらずFOMC議事録とイエレン議長の発言待ちの相場は続きそうで、昨日行なわれた第二回次期大統領討論会の影響もなさそうです(そもそも政策の話題がなかった…)。
今日もこれといった経済指標はなく、注意するとすれば日本時間18時に予定されているZEW景況指数と23時に予定されている米9月労働市場情勢指数、あとはEU圏財務相理事会が予定されているため、不意な要人発言で動く可能性はあります。
世界経済ではドイツ銀行がモーゲージ債絡みの問題を抱えていますが、リーマンショック級の事態に発展しないことを願います・・
昨日のレンジの下値想定を102.80円としていて、中期的に保持するために押し目買いをしたロングが予想よりも早く十分な利益を乗せてきているのでさっさと利確して次のポジションを考えたいと思います。
大きく上がったときは戻りに賭けたくなるところですが、とくに円高にいく要因もないのでショートは仕掛けないでおきます。結果的に「ショートしておけば良かった」となったとしても、はっきりとした確信もなくショートするよりはマシです。
好調な日経平均が続いても安定的に104円に乗せるのは難しいかも知れません。もみ合ったあと叩かれそうな気もしますが、ニューヨーク時間まで様子見したいと思います。前回の雇用統計前の水準まで戻ったときに、雇用統計でロングを仕込んでいた人たちが損切りせず持っていたとしたら、一定の利確が入るか押し目買いをしてきそうな感じです。
いずれにせよ今日は日経平均はもちろん、欧米市場でも株価を中心に注視しておきたいと思います。
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