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日経平均16,000円割れ!円高余波続く

日本はゴールデンウィーク真っ只中で、本日は通常日ですが有給休暇をとってお休みの方も多いと思います。ただ、市場は通常営業日なのでオープンしていますが、急激な円高を懸念し日経平均が前日比マイナス600円、一時16,000円割れを見せています。ドル円は1ドル106円に若干の壁が見られるものの、105円台突入は時間の問題といった相場です。

日銀の追加緩和維持による失望感により一気に5円ほど円高になり、日経平均やその他市場にも大きな影響を与えています。米財務省は29日に議会に提出する為替報告書で日本を含む複数国を「監視リスト」に追加しました。これによりG20で釘を刺された為替介入に対し、ますますハードルがあがったと見られています。これを受けて麻生財務相は30日に急激な円高は良くないとし、「為替への対応を制限されるものではない」としていますが、一般的には難しいといった見方が大半です。

実際に介入する可能性は極々低いと思われますが、アメリカの圧力により日本は介入できない=円高を止める術はないと見られないために、介入の可能性を示してけん制するのが目的なのでしょうか。レートチェックは行なうものの実際に介入はしない、いわゆる「口先介入」は行なわれるかも知れません。

本日は各国PMIと、日本時間23時に予定されている米ISM製造業景況指数に注目です。東京時間は日経平均に引っ張られ上値は重い展開と予想されますが、強い米指標が出れば一旦は円安になるかも知れません。ただ、105円を目指す展開は変わっておらず、明日から日本市場は3連休となるため下値を試す動きは続くと思われます。

やはり本日も基本はショート狙いで、米指標までにいったんクローズしているほうが良いかも知れません。上値は重いと思われるため1ドル106.80円ほどを円安のラインとし、それまではショートポジションに絞って取り引きしたいと思います。