NO MQL, NO LIFE

円安トレンドになるも材料不足か

昨日のドル円相場は114円前後で若干波打ったものの、そのまま突破してきれいな円安トレンドとなりました。ニューヨーク市場が休場だったこともあり大きな動きはありませんでしたが、日経平均の大きなプラス転換や米金利急騰、欧州含め世界的な株価の回復、そして原油も心理的節目の30ドルを回復したことでリスク回避ムードが弱まったことが要因と思われます。

本日の夕方は休場明けのニューヨーク市場でさらに連銀製造業景気指数に加え、何かと話題のドイツ指標があり、油断はできません。まだまだ弱含みな市場で明快な世界経済状況ではないため、きっかけさえあれば再度リスク回避に傾きかけない状況です。とはいえ本日は新規材料が乏しく、現時点で日経平均は昨日の終値からほぼ横ばいで推移していますが中国株の動向も含め終盤まで株価を意識した円相場になりそうです。

もう一度114円を割る可能性はもちろんありますが、今の感じだとレンジで推移かこのまま円安になる可能性が高いと思います。日経平均、上海株がしっかりなら終盤までに115円手前まで上昇、もしかしたら突破する可能性もあります。ひとまずは114.6円前後に上値が付いている状況です。

やっと本来の為替の動きに近づいてきました。テクニカルも読みやすくなっていると思います。定石どおり株価と指標に注意しトレンドラインを意識して取引する必要がありそうです。