いよいよ市場も年末ムードに本格的に入ってきました。今日はクリスマスの代休ということで世界中が休場、日本のFX会社もほとんど15時(ないしは15時30分)までの取り引きというところが多いのではないでしょうか。
長期休暇に入る前のポジション整理や、年明けを睨んだポジション保持などが行なわれやすくなりますが、常に薄商いとなるため不意な動きには注意が必要です。そもそも動きにくいし、動いても突発的な動きで読みにくい場合が多いので、デイトレやスキャルも基本的には様子見したほうが良いかも知れません。
今年の日経平均の動きは年明け19,000円台で開始してからどんどん下がって行き、15,000円台を割れる場面もあったものの、後半2ヶ月ほどでトランプ相場をキッカケに年初の水準まで急激に戻しました。
ドル円相場も同じような動きで、けっきょくは年初の水準まで戻ってきています。このことから黒田総裁は急激な円安に対し、「年初の水準に戻っただけ」との見方をしていますが、来年の年明けも同じような状況にならないか注意が必要です。
トランプ相場が落ち着きを取り戻し、現実的な政策が開始されると市場も動くのは当然ですが、それと同時にアメリカ株の動向にも左右されそうです。FRBは来年の利上げを3回として米ドルが買われる場面がありましたが、そこまで利上げを急がないのではないかとの見方も広まっています。
利上げすれば当然企業の業績にも関係するわけで、今年の利上げと来年の利上げの影響が株価を押し下げる結果になることを一部の投資家が懸念しています。たしかに、これまでの動きに比べると前回の利上げ後のダウ平均の動きは影響が小さかったと言えるかも知れません。トランプ相場の恩恵か、下げが小さかった分、この先に雪崩のように落ちるタイミングがくるのではないか、との話です。また、米株の下落は必ずしも利上げのタイミングではなく“突然始まる”のが通例です。
とはいえ、市場を完全に予想するのは不可能で、また「いつか下がるかも」という考えは常に発生することなので、とくにデイトレやスキャルをメインにする人はあまり深く考えないほうが良いかも知れません。
今週は(海外を含めて)30日までが取り引き期間となっていますが、業者によってはやっていなかったり時間が変更されていたり、またスプレッド拡大などの施策もあるかも知れませんので、今一度取り引き会社の条件を確認しておいたほうが良いかも知れません。
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