NO MQL, NO LIFE

ドラギ総裁のユーロ安誘導発言はあるか?

昨日のニューヨーク市場時間では円安が進みました。原油が上昇したことに加え、ニューヨーク株式市場も高くなり米国債の利回りも上昇したため積極的なドル買いが起こりました。ユーロも対ドルで大幅安、ECB理事会でドラギ総裁がユーロ安に誘導するような発言を行なうのではとの観測がありました。対円ではほぼ横ばいでした。

ECB理事会では据え置きとの予想が大半ですが、前回サプライズを行なった後のドラギ総裁の発言により乱高下する一幕がありました。本日もECB理事会そのものにも、もちろん注目する必要がありますが、それ以上にドラギ総裁の会見に注意する必要があります。

日経平均は円安が好材料とされ大幅高で始まっています。東京時間は日経平均に連動したドル円の動きに注目したいと思います。夜にはECB理事会や米指標を控えているため、海外勢の積極的な取り引きは少ないかも知れません。ドル円やユーロドルのポジションを持つなら少なくとも日本時間20時までには一旦ポジション整理し、ドラギ総裁の会見までにもう一度仕掛けなおしたほうが良さそうです。

本日のドル円の想定レンジは1ドル109.20円~109.80円と考えますが、もし東京時間内に上抜ければ110円目処でいったんショート狙い入れたいと思います。ECB理事会後、ドラギ総裁会見後のレンジや、米指標も立て続けに控えているため乱高下に注意です。