NO MQL, NO LIFE

103円台を維持できれば…

昨日発表されたADPの結果はまずまずといったところでしょうか。ほぼ市場の予想通りの結果となり、雇用統計への様子見ムードを強めました。極端に悪い結果ではなかったことにより、それまでの各要人の利上げに対する姿勢が変わらないと判断されドルが買われる結果になりました。

一時1ドル103.50円まで円安が進みましたが、ニューヨーク時間には押し戻され103.20円から103.30円で推移しています。明日の雇用統計が本番ということもあり、今日は様子見ムードが広がると思います。

経済指標では日本時間21時30分の新規失業保険申請件数と23時のISM製造業景況指数に注目する必要がありそうです。特にISMは良い結果を残しており、今回も維持できるかどうかがポイントになりそうです。また、失業保険に関しても完全雇用を強調したFRBフィッシャー副議長をはじめ多くの要人の発言を後押しする結果になるかどうかがポイントです。

いずれにせよ、明日の雇用統計と失業率が大きなポイントとなりますので、今日はよほどの結果が出ない限り動きは限定的になりそうです。日中は円が買い戻される可能性があるので、狭いレンジで円高基調になるかも知れませんが1ドル103円を割らずに維持できるかどうかに注目したいと思います。

ドル買いの流れが続くとすれば103.50円付近には戻る可能性があり、明日の雇用統計までに103円後半に届いていれば、失望する結果にさえならなければレンジブレイクしそうです。併せて新興国通貨も上昇を続けているので、これからスワップ目的などで長期保有目的でポジションを持つ場合はトレンドを抑えて行ないたいと思います。

今日の日中の想定レンジは1ドル103.20円から103.50円の狭い幅と考え、日経平均も注視しながら追いたいと思います。薄商いが続くかも知れないので、今ポジションを持っていないならば指標まで取り引きしないか、もしくは明日の雇用統計前まで様子見しても良いかも知れません。



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