日本で比較的有名な海外FX会社である「XM」で、株式指数を使った現物指数CFD取引をやってみましたので、少しまとめてみたいと思います。
CFDとは
CFDとはContract For Differenceの頭文字を取った略称で、日本語では「差金決済取引」という意味になります。証拠金を預けて様々な商品などの価格や指数で売買を行う取引のことです。
実はFXも差金決済取引のひとつですが、主に外国為替を取り扱うものを「FX」、それ以外のものを「CFD」と呼ぶのが一般的なようです。
XMとは
もはやお馴染みかも知れませんが、日本で人気のある海外FX会社のひとつです。海外口座ならではのハイレバレッジ、証拠金以上の損失が出ないゼロカットシステム、柔軟で迅速な入出金など、安心して取引することができます。私も海外口座はXMをメインで使っています。海外口座では当たり前になりつつありますが、MT4を使えることも重要なポイントです。
XMで取り扱っている商品
為替では有名なペアはもちろん、かなりマイナーなペアまで取り扱っていますが、マイナーなほどスプレッドが(異常に)広く、なかなか実用的なものは限られるかも知れません。
また、スワップの計算も少し特殊で、通常ならばロングかショートのどちらかがプラスになる印象ですが両方マイナスのペアも多く、このあたりは海外口座ならではの特徴かも知れません。
また、金やプラチナ価格や原油価格、面白いのが砂糖やとうもろこし、ココアなどのソフトコモディティ商品なども取り扱っており様々な取引を楽しむ事ができます。
株式指数などのCFD商品も取り扱っており、今回は日経インデックス225で取引してみました。
日経225でトライ
XMで取り扱っているCFD取引のなかでも、いちばん読みやすいのが日経225ではないでしょうか。いわゆる「日経平均」で、ニュースなどでは必ず登場するので情報も多いです。
1ロットあたりの証拠金はたったの「90円」です。90円で1ロット買う、または売ることができ、差益を得ることができます。
(追記)証拠金の変更がありました。現在は1ロットあたり「0.5%」となっています。例えば17,000円なら85円になります。
スプレッドや利益など
「わずか7の狭いスプレッド」と書いていますが、実際には変動スプレッドのため、だいたい10〜15くらいの開きがあります。
例えば1ロット「買った」場合、上の画像の例では16,076円の位置で持つことになります。売りの値段は16,064円なので、すぐに決済すると12円損失が出ることになります。仮に日経平均が200円上昇したときに売れば、そのまま200円が利益となるわけです。
たった200円ですが、これは1ロットの場合です。1ロットの証拠金が「90円」であることを考えると、仮に100ロット買い(売り)しても証拠金は9,000円で済みます。その場合、日経平均が200円動くと差益は20,000円となります。
ただ、ドル円などと決定的に違うのは青天井、または底抜けを起こしにくいことがあると思います。ハイレバレッジではドル円などの為替のほうが証拠金も少なく、少しの変動でもっと稼げるかも知れません。しかし、思った方向と逆に動くとそれだけ損失が膨らみますし、どこまで進むのか予想できない状態になることも多々あると思います。(そんなときは損切りするのが正解ですが…)
日経平均の場合は1,000円も動くと暴落、暴騰と言われますし、1日の間ではどれだけ動いても幅がある程度限られており、比較的リスク回避しやすいかも知れません。
実際に取引してみた
注文方法は為替などと同じです。商品を選んでロット数を設定し、必要ならストップロスとトッププロフィットを設定して注文するだけです。もちろん後から注文変更を行うこともできます。
そして、実際にロット数「50」で取引してみました。50ロットということは証拠金は4,500円で、100円動けば5000円の利益となります。
さて結果は…
二回取り引きして二回とも利益を出すことができました。ただ、今日(2016年7月11日)はかなり読みやすく、ほぼ日経平均は上昇することが確実だったので何も考えずにロングで問題ありませんでした。それぞれ2時間ほどの間に合計7,000円ほどの利益をあげることができました。
とはいえ、せっかくトッププロフィットを設定していたにも関わらず小心者が出てしまい早めに手仕舞いしてしまったことで利益が少なくってしまいました。
また、今日に限って言えば結果的に日経平均(先物)は16,000円台にまで上昇したため、15,449円と15,816円で持ち続けていれば約32,000円ほどの利益となっていました。たられば理論ですが…。
まとめ
とりあえずやってみたというレベルですが、ロット数と利確のポイントをつめれば数1,000円ずつだとしても毎日しっかりと稼ぐこともできる可能性はありそうです。
好調なニューヨーク市場や円安基調などで「明日は日経平均上がるだろうな」と思うような日もあると思いますが、そういうときにチャレンジしてみるのも良いかも知れません。もちろん、売りでも勝負できるので「下がりそう」というときもチャンスです。
とりあえずCFDで1日3,000円くらいの利益を出せるように努力していきたいと思います。
国内FX業者でもMT4を採用しているところもあるので、そのうち比較記事を書きたいと思います。国内のほうがレバレッジこそ25倍までですがスプレッドが圧倒的に狭いためシストレに向いているかも知れません。このあたりも行く行くはまとめたいと思います…
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